配信ルール作成
この画面では、プッシュ通知を配信するために必要なルールを作成できます。
LogBaseのプッシュ通知は全てここで設定されたルールに従い配信されます。 プッシュ通知を配信する対象に合わせて配信するタイミングなどを設定できます。
より効果的なプッシュ通知を配信するために、ここで適切な配信ルールを設定しましょう。
各要素の説明
操作手順
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ルールの名前(例: 「最近アクセスが無いユーザの呼び戻し」など)を入力します。
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「配信種別」では配信するタイミングを指定します。特定の日時に配信したい場合には「日時指定」を選択します。繰り返し配信したい場合には「定期」を選択し、曜日と時間を指定します。※なお、セグメント種別として「結果セグメント」を利用する場合は、「定期」を選択することはできません。
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「タイトル」にはプッシュ通知のタイトルに表示したいテキストを指定します。
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「メッセージ」にプッシュ通知するメッセージを指定します。
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「起動URL」は通知をタップしたときに設定したURLを開きます。(LogBase iOS SDK 1.1.0, LogBase Android SDK 1.3.0 以降のバージョンのSDKが組み込まれている必要があります。)詳しくはこちらをご覧ください。
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「バッジ」にはホーム画面のアプリアイコンにバッジを表示したい場合に『「1」にする』を選択します。現在はiOSのみ対応しています。
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「カスタムフィールド」には通知に直接表示されない小さいデータを指定することができます。カスタムフィールドは JSON object 形式で指定します。
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「通知画像URL」には通知に表示したい画像のURLを設定します。iOSについてはLogBase iOS SDK 2.0.0 以降のSDKが必要です。AndroidについてはLogBase Android SDK 1.5.0 以降が必要です。詳しくはこちらをご覧ください。
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「セグメント」では配信する対象を選択します。全員へ配信したい場合には「すべて」を選択します。タグ情報を使って事前に作成したセグメントへ配信したい場合には「タグセグメント」を選択します。リテンション分析の結果を用いて作成したセグメントへ配信したい場合には「結果セグメント」を選択します。
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「ゴールの設定」ではプッシュの開封数のみをカウントする場合には「項目がタップされたとき」を選択、プッシュをクリックした後、任意のコンバージョン地点(コンテンツ視聴、課金、会員登録など)をカウントしたい場合は設定を行ないます。
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「配信速度制限」は配信速度を制限したい場合に設定します。配信可能な速度を上回る値を設定した場合には、配信可能な速度で配信されます。 詳しくはこちらをご覧ください。
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「カスタムフィールドに送信IDを追加」にチェックを入れるとカスタムフィールドに配信IDまたはABテストID、ABテストケース名が埋め込まれます。
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画面上部に「下書き保存」「稼働」ボタンのいずれかを選択します。
補足
配信速度制限について
プッシュ通知配信時には一時的にアプリ起動が増えます。その際のサーバー負荷を軽減したい時にご利用頂く機能です。
この「配信速度制限(件/秒)」欄に数値を入力して頂くと、その設定に応じてプッシュ通知配信の配信数を制限致します。 例えば 100 と入力した場合は、秒間配信件数がおおよそ100件/秒程度になるよう調整致します。
なお、あくまでもこれは配信速度を制限する機能であり、配信速度を設定する機能ではありません。 LogBase で配信可能な速度を超えた値が設定された場合に配信速度が上がる訳ではありませんのでご了承ください。
※ LogBase 内部では 1000 通ごとにまとめて送信を処理しています。速度制限はこのまとまりの間隔を調整する機能になります。 たとえば送信速度制限を100件/秒数に指定した時、1件目から1000件目は即時に送信が開始され、1001件目から2000件目は10秒後に開始されることになります。
起動URLについて
プッシュ通知配信で、URLを指定してユーザーが通知をタップしたときにそのURLを対応するアプリで開くことができる機能です。
配信ルール作成画面にて、起動URLの入力フォームにURLを入力します。
起動URLは以下のような利用が可能です。
- キャンペーン用のウェブページのURLを設定して、ユーザーがプッシュ通知やアプリ内メッセージをタップした際にそのウェブページをウェブブラウザで開かせる。
- ディープリンク機能を有するアプリで、プッシュ通知から直接アプリ内の特定のページを開かせる。(URLスキームの活用)
通知画像について
LogBase では画像付きプッシュ通知を配信することができます。
配信内容に関連した画像を付けることで、より魅力的な配信にすることができます。
iOS
iOSでは以下のように画像が表示されます。
通知が届いた上記のような状態で、下に引っ張ると画像が大きく表示されます。 3D Touch搭載の端末では、強く押すことによっても大きな画像を表示することができます。
また、3D Touch非搭載の端末では、左にスライドさせることで下の画像のようなメニューを表示することができ、この「表示」をタップすることによって大きな画像を表示することができま。(このメニューは端末によって異なる場合があります。「表示」ボタンが表示されない場合もあります。)
iOS で画像付き通知を送信するには以下の要件を満たす必要があります。
- 受信者が iOS 10 以上の端末を利用していること。なお、 iOS 10 以降以外の端末へは通知は届きますが、指定した画像は表示されません。
- LogBase iOS SDK 2.0.0 以上がアプリに導入されていること。なお、これ以前の SDK をご利用の場合は通知は届きますが、指定した画像は表示されません。
- 画像は JPEG または PNG で用意します。プッシュ通知配信ルールの作成画面で iOS 用通知画像 URL に画像の URL を指定します。なお、画像の URL は https のみ表示可能です。 (http では表示されません。)
Android
Androidでは、画像付き通知を送ると次の画像のように通知アイコンとして指定した画像が表示されます。 アプリのアイコンは右下に小さく表示されます。
通知をピンチアウトすることで大きい画像が表示されます。
Android で画像付き通知を送信するには以下の要件を満たす必要があります。
- 受信者が Android 4.1 以上の端末を利用していること。なお、 Android 4.1 以降以外の端末へは通知は届きますが、指定した画像は表示されません。
- LogBase Android SDK 1.5.0 以上がアプリに導入されていること。なお、これ以前の SDK をご利用の場合は通知は届きますが、指定した画像は表示されません。
- 画像フォーマット 画像は JPEG, PNG または WebP 形式で用意します。用意した画像は公開アクセスできる Web サーバに配置する必要があります。プッシュ通知配信ルールの作成画面で Android 用通知画像 URL に画像の URL を指定します。
通知画像に利用する画像は縦横比が1:2の画像をおすすめします。端末によって画像の端が切れた状態で表示されるため、切れてほしくない部分は画像端に配置しないようにご注意ください。600x300px の画像の場合は上下左右の端30pxが切れる可能性があります。次の画像サンプルでは赤い点線の外側は表示されない可能性があるため、切れては困るメッセージ文字列をその内側に配置しています。

メッセージの長さの注意点
画像付きの通知を行う場合は、メッセージは折り返して表示されません。
そのため、解像度の小さい端末では最初の17文字程度だけが表示され、残りは「…」と省略されます。画像付き通知の際には、短いメッセージで伝えましょう。